アメリカ再生の鍵


 アメリカは今でも、世界一豊かで、世界一技術の進んだ国です。アメリカは、一番なのです。

 景気とは何か。それは市民生活です。アメリカが志向したのは、市民社会、コミニティです。統制的社会ではなく。人民による社会です。

 アメリカ人は、必要性や実用性を重んじて質素に生活してきました。

 キーワードは、貨幣の働き、中間層、労働と分配の仕組みの三つです。

 物も在れば、人もいる。最新の設備もある。需要もある。なのに経済が機能しない。一方で、家が不足しているはずなのに、他方で、家が余っている。
 トリビューンが破綻しましたが、優秀な人材も設備も温存されているのです。なぜ、新聞が再生できないのでしょうか。
 つまり、金の問題なのです。金が機能していないから問題なのです。問題なのは、金の働きなのです。金額の大きさに幻惑されて貨幣の働きを見落としているのです。
 重要なのは、経済にとって金は道具に過ぎないという事です。極端な話し、貨幣がなくても経済は機能するのです。しかし、経済がなければ貨幣は、機能しない。

 医療の仕組みが好例です。助けを求める病人がいて、優れた施設と医者がいるのに、どちらも窮乏する。それは、両者を結び付ける仕組みが機能していないからです。そして、利用者を結び付ける仕組みには、市場と共同体があると言うことです。市場は、金の仕組みであり、共同体は、人の仕組みです。この両者が上手く機能していない。それが問題なのです。

 また、市場の質的変化を見落としてはなりません。市場が成熟すると大量から多品種少量へと質的な転化が起こります
 家具を見ても修理や修繕といった仕事が派生し、中古市場が形成されます。つまり、古いものや伝統に対する価値が生じるのです。この様な分野は、本来アメリカが得意とした分野だったはずです。
 衛星放送で見ましたが、アメリカの車の改造技術は、世界一です。それこそが、高付加価値な、未来型産業だと思います。
 ホンダの本多宗一郎は、小さな町工場から創業しました。でも、これは、本来、アメリカンドリーム、開拓精神なのです。
 アメリカの精神は、変革、挑戦、開拓です。
 ホンダは、経営が一番苦しい時に世界一を目指してル・マンに参戦しました。アメリカは、世界一の車作りに挑戦すべきなのです。

 組織をフラットにし、部品化して、再構築すべきなのです。競合すべき所は競合させ、共同すべき所は共同させるべきなのである。その為には、産学共同、共同研究も必要です。

 問題は、高額所得者と低額所得者から発生しているという事です。重要なのは、健全な部分は、中間にあり、その中間の層が薄くなってきたことなのです。つまり、格差の拡大による社会の分裂が市場を引き裂いているのです。
 中間層と中小企業こそが経済を活性化する源です。

 不思議なことですが、巨大大国であるアメリカは、小さい世界を志向している。それは、アメリカが本来小さな社会の集まりだからだと思います。
 アメリカは、本来ローカルが強い。ローカルな社会こそ自由なのです。それがアメリカらしさです。大都市ではない。アメリカの力の根源は、大地と人民にあるのです。
 アメリカの誠実さ、純真さは、アメリカの強さです。しかし、それは、政策を間違えるとアメリカの弱さにもなるのです。アメリカは、誠実さや、純粋さの真の意味を理解すべきなのです。それこそが、アメリカの変革の鍵なのです。

 アメリカは、世界の希望です。







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